文學ラボ@東京

(文学をなにかと履き違えている)社会人サークルです。第22回文学フリマ東京では、ケ-21で参加します。一緒に本を作りたい方はsoycurd1あっとgmail.comかtwitter:@boonlab999まで(絶賛人員募集中)。

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文学フリマ立ち読みカタログに『実践 太宰治』をアップロードしました

estar.jp 文学フリマ立ち読みカタログに『実践 太宰治』を2Pだけアップロードしました。 なんとこの企画、投票という機能があり、もっとも得票数を集めた作品は金¥10000程いただけるようです。 ですが、アップロードされている作品を見ると小説がほとんどで…

太宰治小説の単語バイグラムを用いた執筆補助プログラムの作成

(以下の文章は文学フリマに出品する『実践 太宰治』の原稿です。) はじめに 前章では太宰治『人間失格』のテキストに用いられている単語を抽出し、可視化を行った。これで、太宰治の小説構造への理解が、多少なりとも深まったかもしれない。ここでもし、あ…

文学フリマ同人誌『実践 太宰治』の表紙ができました

画像が非常に残念なかんじですが、 直す気持ちが湧き上がらなかったらこのまま文フリに参戦します。 以上、宜しくお願いいたします。 Python文法詳解作者: 石本敦夫出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2014/09/18メディア: 大型本この商品を含むブ…

PythonとElasticSearch、Kibanaを用いた太宰治小説の可視化 その2

(この文章は秋の文フリ用の原稿です。) Kibana 前章(http://boonlab.hatenablog.com/entry/2015/10/26/000958)では、ElasticSearchへの小説データのインポートを行った。 それでは、それらのデータをデータ可視化ツールであるKibanaを用いて可視化していき…

第二十一回文学フリマ東京のブースが発表されました

今回の文学フリマの配置は、 ブース位置 : イ-33 (Fホール(2F)) カテゴリ : 小説|その他 となっております。今回の新刊は(落とさなければ)『実践 太宰治』というタイトルの本になりそうです。 群馬文明のときに出した『実用 どんぐりと山猫』と同じく、オ…

PythonとElasticSearch、Kibanaを用いた太宰治小説の可視化

(以下の文章は秋の文フリの原稿です) はじめに 読書という行為を、時間を抜きにして語ることはできない。例えば20000字程度の短編小説ならば、仮に分速500文字で読書可能だとすると、40分もの時間をわたしたちはそのテキストと向かい合うこととなる。わた…

『実践 太宰治』用のgithubリポジトリを作った

文フリで出す予定の、『実践 太宰治』用のリポジトリをgithubに作成しました。 github.com 完成した暁には、git cloneしてからビルドすればpdfが入手できるようになる見込みです。 以上、宜しくお願いいたします。

太宰治トリビュート掌編『トカトントン』

トカトントンが流行って、もう一年程になる。トカトントンというのは幻聴の一種で、罹患している患者はいつも、なにかに熱中すると急に幻聴が起こり、やる気が減衰してしまう。原因は菌ともウイルスとも不明で、ただ代々木公園に行くと罹るという流言だけが…

太宰治トリビュート小説『グッド・バイ』

(急遽文学フリマで太宰治トリビュートをやるかもしれない雰囲気になったので、 太宰治トリビュート小説を以下に掲載します) ○ ○ ○

文学フリマに参加するまでの一連の流れまとめ

来月文学フリマに参加する予定なので、 備忘録がてら文学フリマに参加するまでの一連の流れをまとめておきます。 文学フリマとは http://bunfree.net/?tokyo_bun21 文学系の同人イベント。小説・詩・批評等なんでもある。 コミケとかコミティアとかにも出て…

本日の小説

「猫を食べたことは残念ながらまだないが、猫に食べられそうになったことは一度だけある。あれは黒と薄灰色のぶち猫だった。確か首輪をつけていたな」 先生はそう言うと、恐怖のあまり、痩せた体をぶるっと震わせた。よっぽど恐ろしかったのだろう。呼吸も不…

よどみなく変わる憧憬

風景が次々に変わっていく。典型的な都会のビル群から、トンネルと少しの光、森や畑へ。そのすべてをぼくは眺めていた。まるで旧くから付き合いのある本を読んでいるかのようだ。ああ、確か小学校のときに『トロッコ』を読んだっけ。あの主人公はトロッコを…

社会人文芸サークル「文學ラボ(仮)」参加者募集

soy-curd.hatenablog.com 要旨 今年秋の文学フリマ*1への参加を目指し、「文學ラボ(仮)」を立ち上げます@東京。 *1:小説系同人イベント

本日の小説

人はまだ、保存されることに完全に慣れたわけではない。私などは、保存されたところでせいぜい誰に見られるでもなくただただ暗闇の中で眠りこけていれば良い。楽なものだ。隣の小島さんとは比べ物にならない。 小島さんはタクシーの女性ドライバーで、職業柄…

すべての天才ではないpixiv作家・なろう作家に届けたい、又吉直樹『火花』のすごさ

はじめに 本日又吉直樹『火花』を読了し、ここには創作活動のためのエッセンスが詰まっていると感じました。 その過程で考えたことが、他のweb上で創作活動行う方々に参考になればと思い、 このエントリを記述します。*1 火花作者: 又吉直樹出版社/メーカー:…

社会人になってから一冊もSFを読む気がなくなっている件について

※注 最近、可能性2が払拭されたおかげでSFを読むようになりました! はじめに 社会人になって以来、「心の底からSFを読みたい!」という気持ちが湧き上がりません。 無論世の中には延々とSFを読み続けている方々もいるわけで、SFを読まなくなってしまった原…

村上春樹「風の歌を聴け」のコスパの良さについて

村上春樹「風の歌を聴け」のコストパフォーマンスが異常に良いので、それについて書きます。 値段 BOOKOFFで¥100。書店で買っても¥390円で手に入るコスパの良さです。ほとんど全てのラノベより安いことに注目していただきたいです。 文学性 あの村上春樹のデ…

増田文学が芥川賞を取れる可能性についての考察

増田*1を読んでいると、ときたま「文学」タグがついているものが目に入る時がある。その中には、すさまじく文才が溢れている文章が紛れ込んでいる場合があり、うっかり読んでしまうと、その才能に歯ぎしりすることになる。その過程でつい、「もしや増田って…

本日の小説

量子力学の講義の後、酒を無性に飲みたくなった。酒を飲むには、この講義棟のある山を、何らかの手段で降りなくてはならない。私の財布の中に、タクシーチケットが複数枚あるのは知っていた。しかし、それらは酒を飲んだ後、家に帰るのに確実に必要になる。…

2000年~2010年までの芥川賞受賞作品の傾向について

はじめに 2000年代の芥川賞受賞作品の傾向についての考察を行っていく。なお、筆者のバックボーンは純文学というよりはジャンル小説よりのため、圧倒的知識不足の中このエントリを記述した。指摘等どしどしお待ちしております。

サークル『文學ラボ』で第二十一回文学フリマに応募しました

サークル『文學ラボ』として第二十一回文学フリマ東京に応募しました。参加者は随時募集中です。どうぞよろしくお願いします。

文學ラボ(仮)投稿テスト

社会人サークル「文學ラボ」のブログ投稿テストとなります。